トップ > FPリレーコラム > 資産運用コラム > ボーナスを有効活用するために

ボーナスを有効活用するために

2006年07月14日  by 辻 聡子  ( プロフィール

今夏のボーナスの傾向

ボーナスシーズンですね。この時期新聞や雑誌でもボーナスの運用についての記事があふれています。
主要企業のこの夏のボーナスは四年連続で前年より増える見通しとのこと。

銀行や証券会社でも、優遇金利をうたったキャンペーンが展開されています。
日経新聞の調査によると、昨年に比べて株や投資信託で運用したいと考える人が減る一方、個人向け国債が人気だとか。昨今の株式市場の急落と、金利上昇の先高観が影響しているようですね。


キャンペーン内容の吟味

銀行や証券会社の優遇金利のキャンペーン、金利の高さだけでなく内容もよく吟味しましょう。新聞や店頭のチラシに小さく書いてあることも見逃さないように。よく読んでみると優遇金利は短期間だけでその後は普通金利になったり、銀行の判断で当初設定した満期を延長するものもあります。外貨においては高い金利が魅力ですが、為替手数料や円高になった場合損をすることもあるのです。

経済情勢の把握

金利上昇の先高観がある今、固定金利と変動金利どちらを選ぶのが得策でしょうか。長期の固定金利を選んだ場合、今の低金利で固定されてしまい、将来金利が上がったときに不利になります。
また外貨においては、円高で買い円安で売ることで為替差益が得られるので、優遇金利より為替の動きのほうが重要になってきます。


住宅ローンの返済も検討

また今回のボーナスを住宅ローンの返済に充てる人も、昨年と比較すると増えているとのこと。変動金利型や短期固定型のローンを利用している人が、金利の先高観から返済を急ごうとしているようです。繰り上げ返済によって減少する利息のほうが、運用によって得られる利益より大きい場合が多いからです。

情報収集力を磨く

こういったことを考慮するとキャンペーンにおどらされるのではなく、現在の金利情勢や為替の動きを見ながら貯蓄、返済をするほうが賢明です。

まとまったお金が入ってくるボーナスは貯蓄や投資のチャンス。日頃から新聞やニュースで情報収集力を磨き、ボーナスを有効に活用したいですね。

« FPリレーコラムトップに戻る