こんな時だからこそ学習しよう
とうとうここまで
こんにちは。ファイナンシャルプランナー(FP)の鈴木暁子です。
昨年夏に端を発したサブプライムローン問題。当初は一ヘッジファンドの破綻から、とうとう日経平均も約5年ぶりに1万円を割れる水準までに。「本当に投資は怖い」「投資はもうこりごり」と思った人も少なくないでしょう。
「貯蓄から投資へ」のはずが……
2005年4月にペイオフが全面解禁された時、低金利でも郵便局や銀行の定期預金に預けることが主流でした。しかし、その後、円安基調や株価などが追い風となったこともあって「貯蓄から投資へ」のスローガンのもと、こぞって資産運用を考えるようになりました。
しかし、資産運用セミナーも数多く開催され、リスクの大小はあるにせよ、投資信託や外貨といった投資への抵抗も以前より少なくなってきた矢先、世界大恐慌以来とも言われる世界レベルの金融不安を、私たちは目の当たりにしたのです。
かなりの投資経験を積んだ人でも、急激な円高・株安で、取引から撤退を余儀なくさせられたのはもちろん、投資に興味を持っているという程度の人にとっては、恐怖と不安だけが焼き付けられてしまったのではないでしょうか。
投資は不要?
では、やはり投資には手を出さないほうが良いのでしょうか?
もちろん、しくみがわからないものに手を出すというのは、経済や金融の状況にかかわらず、すべきことではありません!
でも、もし今の状況が好転してきて、また投資するには良い環境になった時に、本当に定期預金だけにしか預けませんか?
おそらく、投資信託や株を買いたくなったり、外貨預金をしたくなったりするのではないでしょうか。
こんな時だからこそ
「今は嵐が過ぎるのをじっと待っていよう。また風向きが変わったら、その時始めよう」と思っているのであれば、次に投資のチャンスが来た時に迷ったりブレたりしないためにも、この経験を活かさないのはもったいないですよ!
考えてもみてください。80年ぶりとも言われる金融・経済の混乱を、私たちは幸か不幸か経験したのです。私たちが生きている間には、もうここまでドン底な経験はしないかもしれません(笑)。もしあったとしても、私たちはこうして一度経験しているのです。
こんな時だからこそ、この経験を学習しましょう。
「投資に使える余裕資金はどの程度?」「リスクはどこまで取れる?」「この金融商品はどんなリスクが最大どの程度あるの?」など、自分のリスク許容量を今は冷静に見られるはず。
今、投資に参戦しない時間を次の一手のために使いましょう!
