手取り年収を知っていますか?
2004年03月08日 by 早川 有希 ( プロフィール)
確定申告ってどんなもの?
税務署にあまり似合わない長谷川京子ちゃんのポスター。「なんて可愛いのかしら~」と見とれながら確定申告に行ってきました。
サラリーマン家庭の我が家にとっては初めての確定申告。昨年マンションを購入したので住宅ローン控除を受けるための確定申告です。
FPの勉強をしていて住宅ローン控除がどのようなものかは知っていましたが、確定申告は初めて。税務署から申告用紙が送られてくるものだと勝手に思い込み、毎日ポストを眺めては届かないなあとノンキに構えていました。
そうこうするうちに巷では長谷川京子ちゃんのポスターが貼られ、CMでも「確定申告はお早めに~」との呼びかけ。やっと“これはおかしい”と気付いて税務署に問い合わせてみたところ、サラリーマンが税金の還付(納めた税金が戻ってくること)を受ける場合は自分で申告書を入手しなければならないとのこと。また、さすがインターネット時代、国税庁ホームページ(http://www.nta.go.jp)の『所得税の確定申告作成コーナー』でも申告書が作成できることも教えてもらいました。まだ確定申告を済ませていなくてお時間のない方は、このホームページを利用してみるのも良いかもしれません。
税務署で確定申告をしてみました
私の場合は税務署が近かったこともあって、ホームページは利用せずに税務署に申告用紙を取りに行きました。そこでもらってきた「所得税の確定申告の手引き」という立派な冊子を見ながら、夫の「給与所得の源泉徴収票」を片手に申告書の記入を始めたのですが、記入を進めていくうちにこの「所得税の確定申告の手引き」はなかなかのスグレモノだと気付きました。
この「手引き」では、配偶者控除をはじめとするさまざまな控除について丁寧に説明されているし、この手引きに従って計算していくだけで源泉徴収票の金額がどのように計算されているのかがよく分かるようになっているのです。
皆さんも、源泉徴収票の金額を見ながら「なんでこんな金額になっているんだろう?」って疑問に思ったことはありませんか?そんな方は、ぜひ今の時期にこの「所得税の確定申告の手引き」を入手して、一度目を通してみることをオススメします。“ワケワカンナイ”税金が少し身近になることと思います。
手取り年収の計算のしかた
そんなのはちょっと面倒くさいなあと感じている人にもこの時期にやってもらいたいことがひとつあります。それは「手取り年収を把握する」ことです。この手取り年収は源泉徴収票を使うと驚くほど簡単に計算することができます。計算式は至ってシンプル。源泉徴収票の「支払い額」-「源泉徴収税額」-「社会保険料等の金額」の答えが手取り年収、すなわち実際に使えるお金です。
家計の年間予算を立てよう
この手取り年収が分かったら、ざっくりでいいので1年間の家計の予算を立ててみてください。この予算を立てる時にもちょっとしたコツがあります。この手取り年収から住居費や教育費、生命保険の保険料など支払い金額が決まっているものをまず差し引くのです。その余った金額が食費や水道光熱費、洋服代やお小遣いなどの基本生活費ということになります。貯金ができないという人は、予算の中で「年間○○円」と貯金額を決めておいてボーナスなどまとまったお金が入った時期に一度に貯金をするのも手かもしれません。
年間予算の中で保険料が占める割合が大きい人は、保険料を年払に切り替えて少しでも安くしたり、保険そのものを見直したりする必要があるかもしれません。また、マイホーム購入を考えている人であれば、ローンの支払い額はこの手取り年収をもとに考えたほうが無理のない返済計画が組めると思います。
先のことを心配しすぎで、お財布のヒモをぎゅっと縛ったままではつまらないですよね。切り詰めるところは切り詰め、予算の範囲内で「ババーン」と使う。そんなメリハリをつけたお金の使い方をするためにも、ぜひ家計の年間予算を立ててみてくださいね。
