アメリカの健康保険事情
2007年09月18日 by 相澤美穂子 ( プロフィール)
アメリカで健康保険に入るには?
みなさん、こんにちは!コラム初参加の相澤美穂子です。
実はつい先日まで、主人のMBA留学のために家族でアメリカに住んでおりました。今回はその経験談をご紹介したいと思います。
アメリカには公的な健康保険制度がありません。その代わりに民間の保険会社が健康保険をやっています。病院でかかる治療費をカバーしてもらうためには、自分で保険会社を選んで健康保険に加入することになります。
私達も主人の学校に健康保険を紹介してもらいましたが、保険料が高い高い!日本にいたころの2~3倍はしました。私費留学の無収入な学生には痛い出費でしたが、家族にもしものことがあっては困るので私達もなくなく加入しました。
「もしも」が起きてしまいました
そんなある日、3歳になる息子が公園で遊んでいて滑り台の階段で転んでしまい、その拍子に舌を強く噛んで舌がぱっくりと切れてしまうという大怪我をしてしまいました。その場ですぐに救急車を呼んで救急病院に運び舌の傷を縫ってもらい、その日は病院に一晩入院して翌日退院しました。その後、傷の方はきれいに治ったのでよかったのですが、次の心配は治療費……
アメリカは治療費が高い、救急治療はさらに高いと聞いていたのでどきどきしていたのですが、1ヶ月ほど経って病院から治療費の詳細が送られてきました。それを開けてびっくり!なんと約5,000ドル(1ドル110円として55万円)もかかってしまったのです。
一瞬で青ざめましたがよーく読んでみると、まずは病院が私達の保険会社にこの請求を出したという通知でした。
アメリカではまず病院が治療費を保険会社に請求します。保険会社は患者が加入しているプランや治療の種類に応じて保険会社側がいくら支払うかを決定し、残りの部分を患者が負担することになります。結局その3ヶ月後にやっと保険会社での処理が終わり、最終的に私達が負担することになったのは400ドル(4万4000円)。このときは、「保険に入っていてほんとによかった~」と心から思いました。
これから海外へ行かれる方へ
私達は個人での留学ということだったので、自分達で健康保険を選んで加入することになりましたが、日本の企業から長期の出張や駐在という形でいく場合は会社でサポートしてくれることがほとんどなので、特に自分で保険を探さなければいけないということはあまりありません。
ただそのサポートの方法や、どこまでの治療をサポートしてくれるかはケースバイケースのようなので、もしも海外に行くことになった場合には、事前に会社などに確認しておいたほうがよいでしょう。
特に家族で海外に住む場合には、日本で加入できる海外旅行保険などは、子どもの予防接種や定期健診、妊娠、出産などは対象外なので注意が必要ですよ。
