保険は○○歳で卒業できる!?
近々、私が継続的に家計相談をしているお客様の一人が、保険から少しだけ卒業されることになりました。
「保険の卒業って何だろう」と思われた方。もしかしたら、あなたも保険から卒業できるかもしれません。このコラムをきっかけに、ご自分の保険からの卒業年齢を確認されるといいと思います。
そのお客様は、入院した場合に日額10,000円の給付が受けられる医療保険に加入されています。家計相談を始めて4年。貯蓄が順調に進んだので、この日額を10,000円から5,000円に減額することになりました。その分、支払う保険料も減り、浮いたお金を楽しいことに使えるわけです。では、なぜ貯蓄が増えたら給付日額を減らせるのでしょうか。
もし、あなたの手元に、使う予定の全くない10億円があったとします。その場合、医療保険に加入しますか。「必要ない」と思われた方が多いかもしれません。理由は、10億円の範囲内で、医療費をまかなえる可能性が限りなく100%に近いからでしょう。
極端な例から入りましたが、手元に貯蓄がどれくらいあるかによって、必要な保険の力は変わってくるのです。
このお客様の場合、相談を開始した頃は「入院費用は、ほぼ全額を保険でまかないたい」というご意向でした。それが、貯蓄が順調にできると、その貯蓄から入院費用にまわせる余裕が出てくるのです。
保険は、加入したまま放置するのではなく、一生涯のお金の出入りや、貯蓄がどれくらいあるか、また貯蓄に運用の力をプラスするか、などと照らし合わせて見直しをすることをお勧めします。そうすることで、必要以上に掛けすぎたり、逆に足りなかったり、また無理に保険料を支払ったりせずにすむのです。
ここまで貯蓄と照らし合わせることを中心に書いてきましたが、それ以外にも、その時の医療の実態(入院から通院治療へ等)や、国や勤務先からの保障、保険商品の変化(先進医療特約の登場等)に合わせて見直すことで、より有効に保険を活用できるでしょう。
洋服でも、20代に買ったものを50代でも着続けることは、そうはないでしょう。残念ながら(?)サイズや似合う色、デザインも変わってきますし、流行も変化し続けます。同じように、保険も自分自身と環境の変化に合わせて柔軟に対応することで、保険の無駄を省き、さらに他に使えるお金を増やすことができるかもしれないのです。
「卒業が可能なのか。10年前の自分ではなく、今の自分に合った保険を知りたい」という方は、ぜひ、ファイナンシャルプランナーに相談してみてください。
